肩の痛みが出る、肩関節周囲炎（四十肩や五十肩）のほか、肩蜂下インピンジメント症候群、腱板断裂などがあります。
いわゆる「四十肩」や「五十肩」は、英語圏で「frozen shoulder」と呼ばれます。
フローズンショルダーとあるように、直訳すると、凍結した肩という意味がありますが、癒着性関節包炎と呼ばれることもあります。
とくに大きなきっかけがあるわけでもなく、その痛みは突然現れ、腕をあげにくくなるなどの可動域の制限を伴うこともあります。
肩蜂下インピンジメント症候群は、図のように、肩甲骨の先端部にある肩蜂と鍵盤の間にあるクッションのような役割をする部分が炎症を起こすことで生じる疾患です。
この肩蜂下滑液包をみることによって、診断が可能です。
※下図水色部分
◎四十肩や五十肩の病期について
肩関節周囲炎、いわゆる「四十肩」や「五十肩」は3段階の病期を経て治ります🫥
なんの治療もしないと、1年から、数年かかってしまいますので、早めに治療することも大切です。
まずは、それぞれの病期について見ていきましょう。
①炎症期🔥
初期症状は、肩を動かしたときの痛みです。高いところにあるものを取ろうとしたとき、髪の毛を結ぼうとしたとき、日常のふとした肩の動作で「あれ？」と気付く方が多いです。
徐々に肩を動かしていなくとも痛みが生じ、肩関節の可動域も狭まります。
②拘縮期🧊
拘縮が中心で、肩関節の可動域に制限が出ますが、痛みは少しひきます。
③ 回復期❤️🩹
少しずつ肩関節の可動域が大きくなり、痛みも改善します。
以上が四十肩、五十肩になります‼️
次回は『肩峰下インピンジメント症候群』、『肩の大切な筋肉』について説明いたします❗️
お楽しみに✨
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