今日は変形性膝関節症についてお伝え致します(‘ω’)
膝の症状には、半月板損傷などの外傷や関節リウマチなども考えられますが、
50代以降の方に多いのは、関節の変形を伴う変形性膝関節症があります。
これは膝の関節の軟骨がすり減ったために痛みがでてくる症状です。
左:正常な膝 右:軟骨がすり減った膝
始めは動き始めるときに膝が痛みますが、そのうち動作中もずっと痛みが取れず、
次第に歩くのが困難になります。
特に階段を降りるときにつらいのが特徴です。
関節が硬くなって膝の曲げ伸ばしが難しく、
そのため「正座ができない」など関節を覆っている滑膜が腫れて
「膝に水がたまる」ということもあります。
日本人の場合は、症状が進行すると骨が変形してO脚になる傾向が強く、
生活に大きな支障をきたす場合もあります。
変形性膝関節症の原因としては、まずは体重増加が考えられます。
普段から、膝には体重の4~6倍の負荷がかかっているので、
体重増加は膝にダメージを与える大きな原因の一つです。
軟骨を長持ちさせるためには、適切な体重を維持することが重要です。
とはいえ、変形性膝関節症の最も大きな原因は、加齢による変性です。
長年使用してきた膝の関節は、歳をとると多かれ少なかれ不具合が生じてきます。
若い頃に外傷などで膝を痛めたり運動をやり過ぎたりした結果、
軟骨に通常より多くの負担をかけた場合には、より症状が出やすいです。
予防策として、太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)を鍛えることや
正座を避ける、膝をクーラーなどで冷やさず温めて血行を良くすること
などがあります。
運動としておすすめなのが、スクワットです。
太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)や後ろの筋肉(ハムストリング)を
中心に足全体の筋肉を鍛える運動です。
坂道や階段を降りやすくなります。
転倒の恐れがあるため、足腰に不安がある場合はテーブルやいすなど、
しっかりと安定したものにつかまって行ってください。
まず膝とつま先が同じ方向を向くようにまっすぐ立ち、
膝がつま先より前に出ないように、ゆっくりと腰を落とします。
これをできれば、20回くらい行います。
ポイントは、膝を90度に曲げる必要はないので
痛みが出る少し手前まで曲げましょう。
また、何か気になることやわからないことがありましたら
お気軽にご相談ください(^v^)
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